パン教室に行ってきました。
何年も前からお世話になった先生が年内で辞めると聞いて、また通い始めました。
何十年も職人をされてきた先生のパンは本当に美味しくて大好き。
もう食べられなくなるのが嫌なので、作れるようになりたい。
先生に「失敗したことはないですか」と聞くと、
『わたし失敗しませんから』
と一言。
え、なんかのドラマみたいやんと思っていると先生の言葉が続きました。
”失敗をしても、すぐにわかる。パン作りの作業は材料を入れる順番を決めているから、すぐに気づく。そりゃ、パン生地がちゃんと膨らむか心配やで。失敗してもうまくごまかす。”
そうやんな。
なんかね、自分を積んでいくしかないなと思いました。
失敗に氣づける。
氣づいて挽回できる。
続けてきたからできる。
それだけ経験を積んでゆく。
できないことって、失敗したらやめてました。
失敗は悪くないし、失敗したから次があるのに。
できてる人を見て「できることが当たり前」の気がして、「できないできない」いうてたな。
失敗して「もうやだ」ってやめてることもあるけれど、やめてないこともたくさんあることに氣付いた。
今生きているし、子供の頃に「歩けなくて失敗だ!わたしはできない!」とやめなかったから歩けている。なんなら、小走りもできる。
あきらめずにやってきたこと、自分を積み上げたことはたくさんある。
そうやって知らず知らずのうちに積み上げていた。
そう思うと、わたしやるやん。
「ここまで生きてきて偉い」と思えた。
できているから当たり前にして、できないことばかり見ていた。
今のわたしになるまでたくさん積み上げている。これからも積み上げてゆこう。
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