意志の弱さではありません〜続かない理由〜
- たかはま食堂
- 3月31日
- 読了時間: 2分
こんにちは。たかはま食堂の店主りえです。
今日は「なんで続かないんだろう…」と悩んでいる人に、ホッとするお話です。
「新しいことを始めたけど続かない。」「ダイエットを決意したのに三日坊主で終わった。」「勉強の計画を立てたのに一週間もしなかった。」
そんな経験、ありませんか?
わたしは何度もあります。
それは「意志が弱い」からではありません。実は、わたしたちの体に備わった自然な仕組み”ホメオスタシス”が関係しています。
”ホメオスタシス”は、「体が今の状態を保とうとする力」です。わたしたちの体が健康を保つために重要な役割を果たしています。
例えば、暑い日に汗をかくのは体温を下げるためです。寒い日に震えるのは体温を上げるためです。これは全部、体の中の環境を一定に保とうとする「ホメオスタシス」の働きです。
体内環境を一定に保つことで、体が最適な状態で機能します。体の中は、いつも「今のまま」がいいんです。
ここが大事なポイントです。
新しい習慣を始めると、それは体にとって「変化」です。変化があると、今までを維持しようと体が働きます。新しいことを始めると、体は「元に戻そう」として抵抗します。新しい習慣が続かない理由です。
ダイエットを例にします。
急に食事量を減らすと、体は「飢餓状態だ!エネルギーを節約しなきゃ!」と判断します。代謝を落として、少ないエネルギーで生きていけるように体を調整します。「食べないのに痩せない」という状態になるんです。
勉強や運動も同じです。「いきなり3時間勉強する!」と決めても、体と心は「いつもの生活」に戻ろうとします。
これは「意志が弱い」のではなく、ホメオスタシスという体の賢い仕組みなんです。
抵抗がないように、少しずつ変えましょう。
いきなり大きく変えようとすると、体の抵抗が強くなります。少しずつなら、体も「これが新しい普通」と受け入れます。
例えば「毎日3時間勉強する」よりも「毎日10分だけ勉強する」から始めます。「毎日10km走る」は「毎日5分だけ歩く」から始めます。小さな変化なら、体も受け入れやすいです。
続かないのはあなたが意志が弱いからではありません。そう考えるとホッとします。
少しずつ変えていけば、続くかもしれません。自分の体の仕組みを味方につけて、無理なく楽しく新しいことに挑戦しましょう。
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